理科教育(小)実技研修会 終了

テーマ これは授業で使える!地学分野の実験
日 時 平成24年7月3日(火) 15:30〜16:50     
会 場 北海道立教育研究所附属理科教育センター     
講 師 横 山  光 氏
(北海道立教育研究所附属理科教育センター 研究・研修主事)
参加者 約30名
研修会

ようす
   
    
 わずか1週間で定員に達してしまったという人気講座。日常の授業実践に生かせる実験方法を学びとろうと、意欲満々の参加者が、附属理科教育センターの地学実験室に集まりました。
 
 はじめは【天】の観察・実験メニュー。クリアケースとシールを利用した「星座下敷き」の作成にチャレンジしました。
 その後、月の満ち欠けの学習で、授業中に月を観察することができる方法を教えていただきました。
 
 続いて【空】の観察・実験メニュー。講師の先生が霧吹きを持ち、各テーブルの上にシュッとひと吹き。参加者たちは、水が蒸発していく様子を食い入るように観察していました。
 この後、インターネットのHPから気象情報を簡単に入手する方法についても学びました。
 
 子どもと空を観察する時間をつくることで、自然を身近に、肌で感じる機会を大切にしていくべきであるという講師のお話に、参加者の皆さんは真剣に耳を傾けていました。 
 そして最後に【地】の観察・実験メニュー。一つ目に、「粒土表」の作成に取り組みました。ふるい等を使って礫岩・砂岩・泥岩に分け、名刺大のカードに見本を貼り付けて粒子の大きさの違いを確認しました。
 二つ目は、火山灰の観察。ホームセンターなどに売っている鉢底石を砕き、水でよく研いでから乾燥させて鉱物を取り出しました。実体顕微鏡で覗くと、きれいな鉱物が観察できました。 
  最後は、流水のモデル実験にチャレンジ。100円ショップで揃う材料を用いた手製の実験道具を使用。浸食・運搬・体積の3つの作用について、とてもわかりやすく確かめることができました。
 まさに“授業で使える”内容が満載の研修会でした。あっという間に時間が過ぎ、予定時間をオーバーしても、参加者の皆さんは実験の続きに熱心に取り組んでいました。とても有意義な実技研修会になりました。